ふと、子供の頃の無邪気だった気持ちを味わいたくなるときってありませんか??
今年で30歳になる私は、時々無性にその衝動にかられます。
しかし、今はもうほとんど思い出せなくなりました。
それでも、少しだけでも子供の気持ちを味わえないかと思い、栃木県鹿沼市にある廃校、
旧粟野中学校に行ってきました。
※校舎建物内部への許可ない立ち入りは禁止されています。
旧粟野中学校に関する詳細情報は鹿沼市のホームページをご覧ください。
鹿沼市に残された廃校 旧粟野中学校(栃木県有形文化財)
校庭に足を踏み入れた瞬間、たちまち心がくすぐられるような懐かしい感情に包まれました。
ここを訪れるのは初めてのはずなのに、個々の生徒であったかのようにとても懐かしく感じます。
年季の入った木の校舎は、当時の雰囲気をそのまま残しています。
見た目から戦前に建てられたと思っていましたが、建てられたのは戦後の1949年です。
そして、およそ20年前の2003年3月に最後の生徒たちを送り出し、廃校になりました。
校舎の近くへと進んでいきます。
校舎入口に着きました。
時計は12時に針を刺したまま少しも動きません。時計の針だけじゃなく、ここ一帯の時間は当時のままずっと止まっていると錯覚するほど、建物の状態は素晴らしいです。
入口前に咲いている満開のあじさいは、当時も変わらず綺麗に咲いていたのでしょうか。
校舎入口の扉にはしっかり鍵がかかっていました。もちろん立ち入り禁止です。
この校舎は栃木県の登録有形文化財にも指定されています。
年季の入った外壁の木板からは古き良き建物のぬくもりが感じられます。
校舎沿いに歩いていきます。
校舎を眺めていると、まるで映画のようにタイムスリップしたように感じられます。
校舎横の道から校舎裏へ。
手前の屋根付きのスペースは自転車置き場でしょうかね。
校舎裏の景色も、とても味があります。
この建物は家庭科室でしょうか。中には数台のテーブルがありました。
この辺りの廊下とこの奥の建物中はかなり荒れた様子で、廃墟感が強いです。
校舎の横に体育館があります。こちらも廃墟感が強め。
校庭に戻ってきました。校舎の右側にある建物に行ってみます。
この建物もとても趣がありますが、用途は分かりませんでした。
校舎とは渡り廊下でつながっているようです。
一通り見終わったので、校庭で校舎を見ながら色々巡ってくる感情に耳を傾けていました。
「私が育った学校も、年々薄れていく私の記憶とともに、いつか廃校になって誰もいない場所になってしまうのだろうか」なんて思って少し落ち込みもしましたが、今回の私のように新しい世代が当時の
空気を感じてもらえればそれでいいか、なんて思いながら少しずつ歩いていき、校舎を後にしました。
とても素敵な時間を過ごすことができ、心が洗われました。この場所に感謝です。
駐車場情報(粟野コミュニティーセンター駐車場)
旧粟野中学校には駐車場がないです。
近くにある粟野コミュニティーセンターの駐車場に停めさせてもらいました。
駐車場から旧粟野中学校への行き方
粟野コミュニティーセンターの駐車場から旧粟野中学校へは徒歩5分ほどです。
道路を渡って川と反対方向に伸びる道を進みます。
すると右手に消防署が見えるので消防署方面に曲がります。
消防署の奥には既に校舎が少し見えています。
消防署をすぎると校庭に着きました。ここから校舎の方へ行くことができます。
終わりに
いかがだったでしょうか。今回は徹夜後に訪れたこともあるのか、かなり色々な感情があふれ出してきてたので、それをそのまま表現してみました。文章が未熟であまり伝わらなかったかもしれませんが、その場の臨場感、雰囲気を出すために、たまにこういったテイストでも書いていこうと思います。
暖かく見守っていただければ幸いです。
それでは、ここまで見て下さってありがとうございました!
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