滝観洞(おうかんどう)とは
滝観洞は岩手県気仙沼群住田町にある、石灰岩が地下水に浸食されてできた、総延長に3653m、高低差115mに及ぶ鍾乳洞です。
大正時代に洞窟探検に入った青年たちによって洞窟の奥に滝を発見したことから観光洞窟となり、昭和41年に滝観洞(おうかんどう)と命名されました。
この滝は「天の岩戸の滝」と言われ、落差が29mあり、洞窟内の滝では日本有数の規模を誇っています。
洞窟内を冒険できるのと、日本有数の洞窟内の滝を神秘を味わえるパワースポットとして、人気のスポットになっています。
実際に滝観洞に行ってきました(事故注意!)
ということで、実際に滝観洞に行ってみました! 洞窟への入場料金は以下のようになってます。
洞窟内入場料 | 値段・割引(一人) |
通常 | 大人:1100円 子供:500円 |
JAF割引 | 100円引き |
SDカード割引 | 100円引き |
障がい者割引 | 半額 |
駐車場または釜石線「上有住駅」 から徒歩2分ほど歩くと滝観洞の受付の建屋が現われます。
受付でチケットを買います。私の時はおじさんが対応してくれました。
入洞の際の注意点について説明を受けます。
洞窟内は停電時の自家発電装置があったり、緊急時の電話がちゃんと備えられています。
洞内はヘルメットが必須です。ヘルメットは無料で貸してもらえます。
このヘルメット、洞窟内で大活躍します!
といっても上から石や物が落ちてくるからではありません。
洞窟内の狭い所で頭をぶつけるからです。(洞窟内の事故には気を付けたい)
滝観洞の全長は880mです。距離以上に長く感じるので、所要時間は往復1時間は見といたほうがいいです。
それではいざ滝観洞内へ!!
入口から雰囲気がすごい。。
この時点ではワクワクより不安の方が圧倒的に強い(笑)
しかしいざ入ってみると上は狭いが照明もあってトンネルみたいな感じ。
と思ったら一気に洞窟っぽい感じに。
ここから長い洞窟探検が始まります。
洞窟は自然のままの形なので、天井が狭い場所が多いです。子供は楽勝ですが、大人はかがまないと通れません。
進んでいくと、八つ墓村のロケ地となった場所が現われます。見たことないけど、怖いシーンしか想像できません(笑)。
八つ墓村を越えて進んでいきます。随所に照明があるので明るさは問題ないです。
この辺りからだいぶワクワクして進んでます!
しかし、たまに異常に天井が狭い場所があります。横着して中腰でいこうとしたら、、
ゴンッ!!という音が頭上に響く!
頭を岩にぶつけました。ヘルメットをかぶっているので大丈夫ですが、ないと事故になりそうです。ヘルメット必須な理由が身をもって分かります。
私は何回も頭をヘルメットに守ってもらいました(笑)
かなり進んだと思ったらまだ100mだった。。
先はまだまだ長い。
道のすぐ横には透明な水が流れています。透明すぎて写真だと水があるように見えません(笑)
所々恐竜の化石風模型があります。
壁のぼこぼこしている部分は洞穴サンゴと呼ばれる鍾乳石だそうです。
それにしてもよくこんなにデカい洞窟ができたものだと、自然の脅威に感心させられます。
しゃがみながら進んでいく。
水が落ちる音が聞こえると思ったら、小滝(女滝)が出てきました。この滝はかなり小規模です。
ここ難所です。かなり天井が狭い。ここでもしっかり頭をぶつけています(笑)
難所を超えると急に観音様が現われます。
「洞窟観音」と呼ばれ、洞内の安全を祈願して建立されたものです。
ゲームだったら完全にボスキャラですね。
洞窟観音様が見えたらラストスパート!
ゴールの滝は近い!
水が落ちる音がもの凄い! 滝はすぐそこ!
しかし滝の前に立ちはだかる最後の難関!
天井が狭い上に、道幅も狭いという!しかも横には水が流れてます(笑)
なんとか最後の難関を突破すると、、、
うおおお。ついに滝にたどり着いたぞ!!!
この滝が本当に素晴らしい!!!
洞窟を歩いてたどり着いた一番奥に、洞窟内で最も広い空間のはるか上空から落ちる圧巻の滝。
この空間すべてが神秘に包まれていて、完全に魅了されてしまいました。
滝つぼの水もめちゃくちゃ綺麗で感動です!
洞窟はここで行き止まりなので、来た道を戻って入口に戻りました。
久しぶりの太陽がまぶしい(笑)
アクティビティと絶景を両方味わえて、最高に楽しい場所でした!
アクセス
車か電車で行くことができます。
名称 | 滝観洞 (滝観洞観光センター) |
住所 | 〒029-2501 岩手県気仙郡住田町上有住土倉298−81 |
営業 時間 | 現在コロナ対策で入洞受付は16:00まで 11~3月:8:30〜16:00 4~10月:8:30〜16:30 11月〜2月までは土・日・祝日のみの営業 |
電話 | 0192-48-2756 |
駐車場 | あり(徒歩2分ほど) |
web | https://rokando.sumita-gayagaya.jp/center.html |
車で行く
高速IC・主な都市からの所要時間
最寄りのIC「滝観洞IC」がある東北横断自動車道釜石秋田線の釜石~花巻間は全て無料区間です!
釜石から
東北横断自動車道(無料)経由で約25分
花巻から
東北横断自動車道(無料)経由で約1時間
北上から
国道107号、東北横断自動車道(無料)経由で約55分
駐車場(無料)
20台程停められる第一駐車場と、30~40台程停められる第二駐車場があります。無料です。
滝観洞までは徒歩2~3分ほど。
電車で行く
釜石線「上有住(かみありす)」駅から徒歩3分程度とかなり近いです。
ただ駅からのアクセスは抜群にいいのですが、釜石線は本数がかなり少ないローカル線なので要注意です。
推奨準備物
歩きやすい靴(スニーカーなど)と多少濡れてもいい服で行くことを推奨します。
特にヒールや底が高い靴は危ないです。
その他
5~10月の間は滝観洞観光センターで流しそうめんをやっているそうです。(要予約)
(現在、コロナ対策の為土日祝日のみの営業)
まとめ
・滝観洞は地下水の浸食によってできた鍾乳洞で、実際に洞窟内に入って冒険できる
・洞窟の一番奥にあるのは日本有数の洞窟内滝で、その神秘さ・美しさにとても感動しました
・洞窟内は天井が狭い所や濡れてる場所もあり、行かれる際は事故が起きないように慎重に進んでください
・駐車場は無料。電車の駅からも近いが、釜石線の本数は少ない
コメント