2023年も7月に入って青春18きっぷの季節が近づいてきました。ということで今回は18きっぷで観光しやすく、グルメも楽しめる東北の都市を各県一つずつ紹介したいと思います。
県庁所在地は紹介するにはベタすぎるので、あえて外しています。
この記事が皆さんの旅の参考になれば幸いです!
今年も18きっぷでたくさん旅行しましょう!
青森県 弘前市
最初は本州最北端の青森県から。
青森県弘前市は人口約16万で、青森の3大都市の1つです。
市内の中心駅は弘前駅。弘前駅はJR奥羽本線に属していますが、五能線の列車も乗り入れます。
リゾートしらかみ号は全列車停車します。
青森駅からは40分~50分程。
市内に観光地も名物も沢山あるので18きっぱーの観光地としておすすめです!
弘前市の観光スポット
中心となる駅は弘前駅。市内循環バスが100円で走っており、弘前城や市内のアクセスはしやすいです。
バスに関する詳細はこちらからどうぞ
弘前城
現存12天守の一つ、弘前城。関東、東北地方では唯一の現存12天守。
1810年に建てられた天守をはじめとして、大手門などの門が国の重要文化財に指定されています。
当時の建物がたくさん残っているので、とても見ごたえがあって楽しかったです!
城の近くにも青森銀行記念館などの観光スポットがあります。
アクセス
・弘前駅から徒歩約30分
・弘前駅から土手町循環バスで「陸奥新報社前」で下車すぐそこ。100円で乗れます。
バスに関する詳細はこちらからどうぞ
レトロな青森銀行記念館。中にも入れます。
弘前市で食べたいグルメ
いがめんち(いかのメンチカツ)
いがめんちはイカのメンチカツです。さくっとした衣の中にイカのうまみが凝縮されていて美味しいです。私は「菊富士」というお店で食べました。
津軽そば
津軽そばの特徴は、大豆をすりつぶした呉汁を使うこと。タンパク質が豊富な大豆を使うことで栄養の偏りを防ぐことから生まれたそうです。
汁からは旨味と大豆のほのかな甘みが感じられ、麺はやわらかくコシがあってとても美味しかったです。こちらも菊富士さんでいただきました。
アップルパイ
青森と言えばリンゴですが、特に弘前市はリンゴの生産量日本一!
それもあって市内にはアップルパイを提供する店が沢山あります。
弘前に来たならぜひ食べよう!
▼駅で買ったアップルパイ。めちゃくちゃ美味しかったです。
青森県 八戸市
青森県八戸市も青森3大都市の1つです。こちらは太平洋側に面しているため日照時間が多く、意外に冬でもそこまで雪が降りません。
JR八戸駅は新幹線も停まる八戸市の代表駅ですが、実は八戸の中心地からは離れています。市の中心地に近いのは八戸線の本八戸駅です。
第三セクター化によって18切符だと八戸は少し行きにくい場所ですが、JR東日本が発売する北海道&東日本パスなら盛岡から追加料金なしで行けます。
八戸市の観光スポット
八戸線が太平洋沿いに走っており、蕪島や種差海岸、海岸沿いの絶景が楽しめます。
蕪島
ウミネコの繁殖地として有名で、「蕪島ウミネコ繁殖地」として国の天然記念物にも指定されています。
びっくりするぐらいウミネコが沢山います(笑)。
また、少し遠くから見る蕪島はまるで絵画のように美しいです!
アクセス
八戸線の「鮫」駅から徒歩約15分、種差海岸遊覧バスだと約2分です。
https://visithachinohe.com/stories/kabushima-area/
種差海岸
種差海岸は種差海岸駅からすぐそこで自然の風景としては珍しく抜群の利便性!
景色も最高です!天然の芝生と海岸沿いの岩場が美しい風景を感じられます。
八戸市で食べたいグルメ
せんべい汁
南部せんべいは旧南部藩の岩手県北部~青森県南部にかけての伝統食品。小麦粉に塩と水を混ぜて焼いたものです。それをみそ汁や鍋に入れて煮たのがせんべい汁です。
みそ汁の出汁がせんべいにしみ込んでてめっちゃ美味しいです! 食感はお麩に似ている。
さば料理
八戸には「八戸前沖さば」と呼ばれるブランドがあります。毎年の脂肪分や重量などから八戸沖さばとして認定される期間が決められています。
なのでブランドに認定されたサバは絶品です。
▼実際八戸沖サバの串焼きをいただきましたが、口がとろけるほどめちゃくちゃ美味かったです!
「サバの駅」という店で食べました。上のせんべい汁の横にあるのはサバ丼です。
秋田県 仙北市角館
仙北市にある角館は古くからの武家屋敷が連なる街並みが美しい街です。仙北市の中心である大曲駅から約20分
角館駅がある田沢湖線はダイヤがかなり少ないので、大曲駅からバスか新幹線こまち号を使う方法もあります。
角館の観光スポット
武家屋敷
角館は江戸時代に栄えた城下町で、半径2kmほどの範囲に武家屋敷などの古くからある建物が多く残っており、古き日本の町並みを味わえる人気のスポットです。みちのくの小京都とも呼ばれています。
JR角館駅からは徒歩15~20分程度で行けてアクセスもしやすいです。
角館市で食べたいグルメ
比内地鶏の親子丼
「お食事処 桜の里」は角館で一番初めに比内地鶏の親子丼を始めた店。旅サラダや出川の充電旅でも紹介された人気店です。
秋田名物の稲庭うどんもここで食べられます。
他にも市内には比内地鶏の親子丼を食べられる場所が沢山あるので、訪れた際はぜひ食べてみましょう!
岩手県 平泉町
平泉町は金色堂でよく知られていますが、町自体が奥州藤原氏の頃に栄えていたため、金色堂以外にも観光スポットが多い場所です。
平泉駅は東北本線に属しており、岩手県の南の玄関口である一ノ関駅からたった2駅です。
仙台からもそれほど遠くないので、東北の中では行きやすい場所だと思います。
平泉町の観光スポット
中尊寺
中尊寺は850年に比叡山延暦寺の高僧によって開かれ、12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡公によっで大規模な堂塔が造られました。
その後色々な経緯があるので詳細は中尊寺のHPで見て下さい(笑)
中尊寺は境内が広く、拝殿や神楽殿など見どころが沢山あってとても良かったです。金色堂はめちゃくちゃ金ピカでした!(笑)
金色堂を見るには拝観料がかかりますが、中尊寺は無料で入れます。
アクセス
・平泉駅からは徒歩約20分(1.5km)。
・平泉駅から巡回バスも出ています(4/15~11/26の土日祝のみなので注意)
バスの時刻表はこちら
毛越寺
毛越寺の由来は白鹿伝説と呼ばれる興味深い話があります。
毛越寺HP(https://www.motsuji.or.jp/about/index.html)
一時期は中尊寺を凌ぐほどの規模と華麗さがあったそうです。奥州藤原氏の消滅後の度重なる災渦によってすべての建物は消失しましたが、庭園と平安時代の伽藍遺構は完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝にもなっています。
詳細は毛越寺のHPでどうぞ
毛越寺はとにかく庭園が広くて優雅で立派でした!
静かに水面が揺れる池を眺めていると心がとても落ち着きます。
平泉駅からも近いのでおススメです。
アクセス
・平泉駅から徒歩約10分。
・平泉駅から巡回バスも出ています(4/15~11/26の土日祝のみなので注意)
バスの時刻表はこちら
平泉町で食べたいグルメ
平泉式わんこそば
わんこそばといえば盛岡の、食べ終わるたびに次々とそばを入れる「給仕式」思い浮かびますが、平泉のわんこそばはあらかじめ盛られたお椀にもって出す「盛り出し式」です。この盛り出し式だと自分のペースでのんびりと食べることができます。
▼駅前芭蕉館は名前の通り駅のすぐそばなのでアクセスも抜群。
山形県 酒田市
酒田市は山形県の日本海側に面した庄内地方の都市です。人口は約10万人で、県内第三位の都市です。県内は豪雪地帯に指定されていて、冬はかなり雪が降ります。
鉄道は羽越本線と一部の陸羽西線の電車が乗り入れます。羽越本線は本数は少ないですが、村上から酒秋田にかけて海沿いと田園風景のどちらも絶景も味わえる、おすすめのローカル線です。
酒田市の観光スポット
山居倉庫
山居倉庫は庄内平野で収穫した米を港で輸送するための倉庫として1893(明治26年)に建てられました。
残念ながら2022年の9月に129年にわたる米倉庫としての役割は終えたそうです。
しかしながら、明治時代に建てられたレトロな建物は今も変わらず残っており、当時の雰囲気を存分に味わうことができます。また、夏の高温防止のために倉庫の裏はケヤキ並木になっており、倉庫とケヤキ並木が織りなす風景がとても風光明媚です。JR大人の休日倶楽部で吉永小百合さんが映るポスターのロケ地にもなっています。また、「おしん」のロケ地にもなっています。
アクセス
・酒田駅から徒歩約20分(1.7km)
酒田駅等では無料で観光用自転車が借りられます!
詳細はこちらからどうぞ
・酒田市るんるんバス酒田駅大学線「山居倉庫前」で下車。約10分。
時刻表はこちらからどうぞ
酒田市で食べたいグルメ
酒田のラーメン
酒田のラーメンを考える会(https://www.sakatano-ramen.com/whats-sakata-ramen.html)
私は酒田駅から歩いて5分の場所にある「味好 駅東店」に行きました。あっさりで旨味が凝縮していてめちゃくちゃ美味しかったです!
海鮮丼
酒田港付近に海鮮系のお店が数店舗あります。
その中でも「小松鮪専門店」はテレビのおもうまい店でも紹介されたお店。安くて美味いと大人気です。
宮城県 松島町
宮城県松島町は仙台と石巻のちょうど中間あたりに位置しています。日本三景の一つ、松島がある場所です。
仙台から仙石線で40分ほどなので、かなりアクセスしやすいです。
松島町の観光スポット
松島
もちろん松島です(笑)
クルーズ船に乗ると松島の島々を近くで見れてとても綺麗です。
松島周辺はお店も沢山あって観光地の雰囲気を存分に味わえます。
観光シーズンは人めっちゃ多いけど、、
アクセス
仙石線「松島海岸駅」おりてすぐそこ。
松島町で食べたいグルメ
牡蠣料理
松島は下記の養殖地としても有名です。その場で採れるということは新鮮なものが食べられるということ!
焼がき食べ放題の牡蠣小屋があったり、生牡蠣やカキフライなどがいただける食事処が沢山あります
福島県 会津若松市
会津若松市は鶴ヶ城や白虎隊で有名な歴史ある町で、会津地方の中心都市です。周囲には磐梯山や猪苗代湖といった豊かな自然も沢山あります。豪雪地帯なので冬は雪がかなり積もります。そのおかげでスキー場が沢山あり、冬はスキーをする人で賑わってます。
中心駅は会津若松駅で、磐越西線、只見線、会津鉄道会津線が乗り入れています。
ただ、七日町駅の方が七日町通りと呼ばれる観光の中心地に近いです。まちなか周遊バスを使うと七日町やその他市内の観光地はほとんど見ることができます。
七日町駅、西若松駅は会津鉄道の列車にも18きっぷで乗車可能(JRの駅なので)。
磐越西線からは磐梯山が一望の絶景も!
会津若松市の観光スポット
鶴ヶ城
概要
鶴ヶ城は1593年に建造されたお城です。1965年に天守閣が再建されています。
立派な天守閣や天守台の石垣、天守閣から見える会津の街並みの風景など見どころはたくさん!
会津若松に来たならここだけは行っておきたいスポットです。
アクセス
会津若松駅からまちなか周遊バス「あかべぇ」「ハイカラさん」に乗り、鶴ヶ城入口で下車すると近いです。ハイカラさんで約20分。まちなか周遊バスは1回乗車ごとに210円です。600円で一日フリー券などもあります。
まちなか周遊バスの詳細情報はこちらからどうぞ
徒歩の場合、西若松駅から約25分。
鶴ヶ城に関する詳細はこちらからどうぞ
さざえ堂(飯森山)
概要
さざえ堂は1796年の江戸時代に建てられたお堂です。このさざえ堂の凄いところが、行きと帰りで別の道になっているので一度も歩行者とすれ違うことがないんです! この狭い空間でそんなことあるの!?という不思議な感覚が感じられます。これが江戸時代に建てられたのだから、さらに驚きです!
この世界的にも珍しい構造が評価され、国の重要文化財にも指定されています。
さざえ堂がある飯森山は、他にも白虎隊自刃の地や白虎隊記念公園がある観光スポットです。
アクセス
会津若松駅からまちなか周遊バス「あかべぇ」「ハイカラさん」に乗り、飯森山下で下車すると近いです。方向的にあかべぇ号に乗った方が圧倒的に早いです(約5分)。
さざえ堂の各種情報
会津若松観光ナビHP https://www.aizukanko.com/spot/138
会津若松市で食べたいグルメ
会津ソースかつ丼
会津のソースカツ丼は会津のご当地グルメとしてとても人気。市内にはソースかつ丼を提供する店が10店舗以上あるようです。
ちなみに伝統会津ソースかつ丼の会公式HPによると、なぜソースカツ丼が会津で流行ったのか、はっきりわかっていないようです。
私はめでたいやという場所で食べました。たっぷり味のついたかつとご飯の相性が抜群!
とても美味しかったです!
馬肉料理
会津は馬刺しも人気です。もともとは加熱するのが当たり前だったようですが、会津若松を訪れた人気プロレスラーが生食したのをきっかけに「馬刺し」が広まったようです。
そのプロレスラーが食べたように「からし味噌」を付けて食べるのが特徴です。
こちらはソースかつ丼と違って由来がかなりはっきりしています。
当時の人気プロレスラーの影響力すごいですね(笑)
肉屋みたいに買って帰れる馬刺し専門店もあるので、そこで買ってホテルで晩酌もかなりアリ!
▼馬刺し専門店「肉の庄治郎」
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